喧嘩稼業/木田康昭
「最強の格闘技は何か?」各ジャンル最強の男達が何でもありの喧嘩トーナメントで戦う!
ついに発動した上杉の“完全な煉獄”――!! 絶え間ない連打の炎の中で、芝原は合気の技術の限りを尽くし“煉獄破り”を試みるのだった…!! 生涯をかけて武術を磨き続けた二人の達人が、刹那の攻防の中でさらなる高みへと昇り詰める。最後に待つのはいかなる決着か……この一戦は新たなる“伝説”となる!!
「最強の格闘技は何か?」
いろんなジャンルの男達が陰陽トーナメントで戦う!
柔道・プロレス・ボクシング・相撲・シラット・空手・喧嘩家・古武道・日本拳法・傭兵などあらゆるジャンルの最強の男達が、陰陽トーナメント(なんでもありの喧嘩)で最強の格闘技は何か?を決めるストーリー。
「幕張」「泣くようぐいす」に続き前作「喧嘩商売」もギャグが多い作品だった。特に時事ネタで芸能人そっくりのキャラが登場したり下ネタなど多く、過激な戦いの箸休めのような役割をはたしていた。今回の「喧嘩稼業」はギャグが少なめで殺し合いのバトルで過激な内容になっている。女子には理解しがたい?男子が大好きなバトル漫画だ。
主人公「佐藤十兵衛」はずる賢く策略を張り巡らして戦う。十兵衛の宿敵は痛みを感じず肉体の限界を超える火事場の場の馬鹿力を出せる工藤優作だ。めちゃくちゃ強いわけでない主人公が各ジャンルの最強の男達とどう戦うのかが他のバトル漫画とは違う点だ。
また主人公以外の登場人物が戦う様子もじっくり描かれており飽きさせない展開になっている。
なかなか新刊がでないで忘れたころに発売される漫画だ。